街コンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。街コンは『街』と『合コン』を合わせた造語です。街を盛り上げる合コンという趣旨があるのです。栃木県の宇都宮市で2004年に開催された『宮コン』が始まりとされています。
街コンと呼ばれるようになるまでは、巨大合コンや大型合コンと言われていました。その後に、『街コンジャパン』という団体(街コンのプロデュース等を行う)が呼び方に統一性を持たせるために、街コンと名付けたのです。
ただ、街コンは全国各地で開催されるようになっていますが、『街コンジャパン』が主催しているというわけではありません。各地で行われている街コンの情報については、『街コンジャパン』のサイトに掲載されているので、ご参考になるのではないでしょうか。
どういった方法で街コンが行われるのかと言うと、まず、決められた店舗に入るところから始まります。一般的には、同性同士2名以上が1組となり制限時間の中で開催されているエリアで飲食店を飲み・食べ歩きをしつつ出会い探しをするというのが主流です。
規模が大きなものになると、幾つもの飲食店を貸し切った状態で行われることもあります。ただ、一旦店舗に入ると30分から40分ほどの指定時間内は、移動ができないということになっています。
料金は固定となっていて、女性は4000円前後、男性であれば6000円前後というのが相場となっています。受付については、それぞれの店舗で行う形態ものもありますし、1か所でまとめて行うという場合もあります。飲食代も参加費に含まれています。
受付をするとリストバンドが配られて、それを参加証とすることが多いとされています。また、訪れることのできる店舗が指定されているというケースも多いです。一回開催されると、数百人から1000人を超える人が参加をすることから、景気のためにもなるイベントと言えます。
街コンは、土曜日や日曜日の午後に開催されることが多いです。飲食店としては混雑が緩和される時間帯であることから、開催店の売り上げにも利益となります。街コンが開催される地域の近辺に住んでいる方たちが出会う機会にもなりますので、人気のあるイベントです。
少子化といったこともあり、結婚に結び付く出会いの場が少ないということを解消することもできる点も特徴です。最近では、高齢者が友達を探すための、高齢者街コンといったものもあります。高齢者街コンは、市の広報などで参加者が募集されています。また、街コンよりも規模の小さいプチ街コンというものもあります。開催場所は1つの店舗となっていて、椅子に着席をして落ち着いて話しができるシステムとなっています。
ただ席替えは行われ、皆と話しをする機会が巡ってくると言えます。店舗では、スタッフの方が席へと案内してくれるので、自ら行動に移す必要はないでしょう。1人でも気軽に参加できるイベントが多いので、友達に気兼ねすることなくどんどんとアプローチしていくこともできます。
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